コロナウィルスのワクチン接種は終了しました

【リブレ】実際に装着して血糖モニタリング

FreeStyleリブレとは

アメリカのAbbottが出している、採血をしなくても、血糖測定ができる機械です。

院長

実際に2週間にわたりリブレを装着して、その使用感についてのレポートになります

装着をして、その使用感を確認

院長

ちょうど肘の上の目立たないところにリブレを装着するのが良いと思います。

上腕の後ろ

この部分だと、あまり服を着るときにも問題にならないですし、運動をするときにも邪魔になりません。この場所にあって邪魔だと感じるのは、体幹を鍛えるときの運動をするときと椅子に座っていて肘の上が肘掛けに当たるときでしょうか。

測定の仕方

リブレ
院長

測定といっても、付属のの測定器をリブレのセンサーにかざすだけで、簡単に測定することができます。

スマホでも可能に

この記事を最初に書いたときは、まだアプリがなかったのですが、いまや、アプリが出現して格段に便利に!

リブレの数値のQ&A

freestyleリブレを装着したのですが、食後すぐの血糖上昇がありません。どうしてでしょうか?

freestyleリブレは、通常の血糖のチェックと異なり、血液中の糖を測定するわけではなく、血管の外の間質の血糖値を測定します。ですから、通常の血糖測定だと、すぐにデータがでてくる血糖値と異なり、10〜15分ぐらい時間をおいてから数値が上昇してきます

測定開始3日後の感想

装着しているのが気になるか?といわれますと、正直なところ装着しているのを忘れていて、「しまった!」と外れていないかどうか不安になることの方が多いかなと思います。

  • 測定器を近くに置いておかないといけないのが、すこし面倒
  • 測定をすると、その時の血糖値がわかるので、余計なものを食べなくなる
  • センサーの装着感があまりなく、時々外れてないか不安になる
院長

事前に血糖値がわかると、否が応でも数値が高いと食事や間食を控えようとしますね。わからないから食べちゃおうではなく、わかるから食べないでおこうっていう、行動の変化につながってきます。

装着してから約1週間が経過

装着してから1週間、freestyleリブレをパソコンに接続して、1週間のデータを抽出してみました。

実際のデータについての検証

リブレ結果
リブレ結果

自分の測定結果ながら、血糖の上昇が目立つような印象があります。あと、実際の血糖値との検証を行う必要性があると思います。

院長

座っている仕事というのは、どうしても体に良くないですね。デスクワークやドライバーなど、気は張って仕事をするのですが、やはり足を動かしていないからダメですね。

客観的にチェックをすることの意義

データを見てわかるように、普段の日常生活で反省すべき点がいろいろと上がってきます。糖尿病の方はもちろん糖尿病ですので、ふだんから血糖についての十分気をつけておられますが、糖尿病まで行かなくても、ある程度の年齢になってきますと、血糖のチェックを行いながら、生活習慣を見直す必要があるのではないかと思います。

院長

診察をしていまして、徐々に年齢とともに血糖値が上昇していました、いつの間にか糖尿病っていう方も多くなっています。

運動をすると血糖値が抑えられる?

どの程度運動をすれば、血糖値が下がりやすくなるのか、これは結構個人差があると思います。今回の装着の時にはあまり運動をする時間がなかったために、十分な検証ができませんでしたが、次回の装着時に検証を行って行きたいと思います。

院長

食べるのを制限するのは、やはりしんどいので、動くことが重要になってきますね。筋トレと有酸素運動ですね

リブレを装着することによる変化

  • 食べる前に血糖値の測定を行うため、数値が高いと食べる量や間食がへる。
  • 就寝前には血糖を正常化させたい! 夕食後の間食がなくなる!
  • 食事の内容によって血糖値の上昇幅がことなるため、色々と食事内容を工夫するようになる。
  • 運動、特に筋トレは、代謝量が改善されるため、必要だなと改めて認識

血糖の上昇を見るのが恐怖になってきます。「食べたら上がります!」という状態を実際数値で実感できるようになるためです。でも、血糖値がわかることにより、生活習慣の工夫を行う努力をしようと考えるようになります。

装着した後はどうなってるの?

FreeStyleリブレの装着期間は約2週間です。2週間の間に、最初はあまり気にならなかった、装着部の痒みが徐々に気になるようになってきます。(個人差はあると思いますが、、、)

あと、装着していると痕がつかないかどうかが心配だと思います。

ribre
院長

実際のリブレを外したあとの跡形です。あまり目立つようなものではないです。装着をしている時は結構掻痒感があります。

ribre
院長

真ん中の針が、ずっと体に刺さっている状況となります。特に痛みなどはありません。時間がたっていくるとだんだん痒くなります。

最後に

リブレ

この測定器、、、結構かさばります。普段スマートフォンを持ち歩いていますと、小さなスマートフォンをもう一つ運んでいるような感じで持ち運ばないといけないため、ちょっと邪魔になります。スマートフォンで測定できるようにしてほしいものです。

院長

以前は、スマホでの測定できませんでしたが、最近では、この機器を用いなくてもスマホをかざすのみで測定することができます。

FreeStyleリブレを比較的お得に導入

現在、FreeStyleリブレは、インスリンを導入されている患者様や、トルリシティ・オゼンピックといったGLP-1作動薬の注射をされている方を対象に保険適用となっております。

自費で一度2週間試してみたい

このFreeStyleリブレは、アマゾンでも販売をしているため、調べて頂ければだいたいの目安の価格を確認して頂けると思います。

糖尿病でインスリンやGLP-1作働薬の注射をされている方は、健康保険でリブレを導入することできます

リブレの導入を希望される方へ
  • 初回に診察が必要
  • 機器の費用以外に、診察の諸費用が必要になります。
  • 自宅での装着が不安な方は、当院で装着をいたします。
血糖測定用の装置とセンサーのセットになります。

(2週間の測定ではこのセットを利用します)

13,000円(税込)
センサー(1個)のみ7,500円(税込)
院長

以前と比較して、導入のコストが上がっているのと、在庫がないことあらます

この記事を書いた人

奈良県立医科大学卒業
2001年 奈良県立医科大学 第2内科学教室
(現在、呼吸器・アレルギー・血液内科及び感染症センター)
2007年 岸和田盈進会病院(岸和田リハビリテーション病院)にて喀血の治療に携わる
2015年 医療法人 慈光会 中谷医院