10月15日からインフルエンザワクチン接種を開始します

感染がかなり拡大中

6月末から7月末までの感染状況の推移です

1週間ごとの、発熱を主訴とした方の受診者数とコロナウィルス感染者数のグラフになります。

6月末ぐらいから発熱で来られる患者様が徐々に増加傾向でしたが、この1週間で、一気に数が増えてきているのがわかります。

院長

検査の陽性率も上がってきており、8月にかけて感染者の増加が危惧されるところとなっています。

陽性率が45%→60%に上昇

発熱で来られても、コロナウィルスに感染されている方の割合が、7月中旬までは45%ぐらいでした。

7月中旬以降は陽性率が一気に上昇

症状はいろいろ

最近のコロナ感染症の特徴として、、

特徴
  • 発熱
  • 咽頭痛
  • 頭痛
  • 関節痛
院長

以前から指摘されている症状ばかりではあるのですが、

のどが痛くて声が出ない

頭痛がつらい

など、上記の症状を強く訴える方が増えてきているような印象です。

コロナ感染症への対応

第5類になってから、あんまり対応は変わってはいません。

抗ウィルス薬の服用を行うかどうか?

この点がいちばんの対応の分岐点になります。

抗ウィルス薬の処方する場合
  • 高齢である
  • 基礎疾患がある
  • 訴えている症状で、今後悪化する可能性がある
院長

基本、高齢者で基礎疾患のある方は、内服をおすすめしています。
また、来院時に呼吸状態が悪い方は、最初から入院の対象になりますので、外来での治療薬の内服の対象には当たりません。

治療薬が足りなくなる?

7月下旬から一気に増えてきている感染は、何も外来に限ったものではなく、病院内での院内感染も広がりを見せているようです。

病院内で感染が起こった場合、対象者が複数になるのと、入院患者様が対象になるため、軽症者でも抗ウィルス薬の内服治療の対象になります。

結果的に、抗ウィルス薬の需要が、現在一気に高まっていくことが考えられます。

院長

当院でもすこし多い目に抗ウィルス薬の在庫を置くように対応しています。しかしながら、今後の在庫状況についてはなかなか見通せないのが現状と言ったところです。

今後の見込み

7月20日以降の陽性率の上昇については、すこし驚いています。

今後、この状況での感染状況が引きつづき続いていくものと思います。

この記事を書いた人

奈良県立医科大学卒業
2001年 奈良県立医科大学 第2内科学教室
(現在、呼吸器・アレルギー・血液内科及び感染症センター)
2007年 岸和田盈進会病院(岸和田リハビリテーション病院)にて喀血の治療に携わる
2015年 医療法人 慈光会 中谷医院