大腸カメラ(大腸内視鏡)検査
検査について
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)は、内視鏡というカメラを用いて、大腸全体を実際にカメラで観察を行いながら異常を見つけていく検査です。
便潜血検査と大腸内視鏡検査
便潜血検査は、簡便なので良いのですが、正確性に欠けるため、やはり本格的な検査という意味では、大腸内視鏡検査でしょうか?
便潜血 | 大腸内視鏡検査 | |
簡便性 | ||
正確性 | ||
治療 |
気になる症状が出たら
排便をするときに、便の観察をしたり、自分の排便の回数などにすこし気をつけて見ましょう
以下に症状があれば、一度相談をしていただいてもいいかもしれません。
- 健康診断で便潜血陽性が指摘された
- 血便が出た
- 最近、下痢と便秘を繰り返している。
- 便が細くなってきた
- 腹痛が続いている
健康診断の便潜血は通常2回行われますが、一度でも陽性だったら、大腸内視鏡検査をおこなったほうがいいと思います。
大腸内視鏡検査でわかること
大腸内視鏡検査では、盲腸のところまで内視鏡を挿入して、上行結腸〜直腸まで、まんべんなく観察をおこなって異常の有無をチェックしていきます。
実際の検査の様子
当院での大腸内視鏡検査の様子です。被験者は私です。検査を受けられる方は参考にしていただければと思います。
大腸内視鏡検査日
相変わらず、予約が多い状況が続いていますが、ときどき都合によりキャンセルもあります。また、症状によっては、無理に予約を早めることもあります
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
午前 | × | × | × | × | ● | ● | × |
午後 | × | × | × | × | ● | × | × |
毎週の金曜日と隔週1,3,5週の土曜日に内視鏡検査を行っています。比較的土曜日が人気のため、2ヶ月ぐらい先まで予約が埋まっている状況です。
内視鏡システム
大腸内視鏡の内視鏡、検査機器、洗浄器につきましては定期的に入れ替えをしており、検査を受けていただいても安心な状況に
2022年7月よりシステムの更新を行いまして、EVIS X1 systemという新しいシステムになっています。
大腸内視鏡検査数
金曜日と隔週土曜日という限られた時間の中での検査となっています。ほぼ予約はいっぱいの状態ではありますが、病状に応じてある程度臨機応変に対応しながら検査を行っています。
検査件数 | 2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 |
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大腸内視鏡検査 | 157 | 151 | 149 | 144 |
ポリペクトミー数 | 90 | 90 | 79 | 61 |
現状は予約がいっぱいの状況で検査を行っているため、毎年の総件数が増えることもなく、ポリペクトミーの件数もあまり変わらない傾向です
ポリペクトミーとは
普通に生活をしていても、下のようなポリープがいつの間にかできています。大腸の場合は、できてきたポリープは切除する必要があります。その処置のことをポリペクトミーと呼びます
ポリープ切除前
大腸内視鏡検査までの流れ
まずは、外来を受診してください。それほど深刻でなくても構いません。不安があれば調べた方がいいと思います。
診察時に検査日を決めます。
前日は指導に従った食事の内容と下剤の内服があります。
朝から頑張って下剤を飲みましょう。2〜3時間ぐらいかかります。検査後は画像を見ながら異常な箇所の説明を行います。
検査で生検やポリープを取った場合は、後日検査の結果説明があります。