大腸ファイバーで、ポリープが見つかった時
1cm未満のポリープ | コールドポリペクトミー |
1cm以上のポリープ | 専門の病院への紹介 |
大きく分けて、2通りの対応の方法があります。また、小さなポリープでもコールドポリペクトミーの適応にならない場合もあります。その場合は、専門医の判断で、生検検査などを行い、必要な場合は、専門の病院へ紹介させて頂いおります。
専門病院への紹介
当院の専門病院の紹介先としては、大阪鉄道病院が最も多いですが、それ以外に患者様の希望、利便性に応じて、大阪警察病院、大阪市立大学付属病院、八尾市立病院などに紹介をさせて頂いております。コールドポリペクトミー(高周波電流を用いないポリペクトミー)
ポリープの切除方法の一つで、ポリープを通電をせずになま切りをして切除する方法です。一般的に通電を行った場合は、焼くことにより粘膜下層の血管が破れて、術後、出血してしまうという事がありますが、コールドポリペクトミーの場合は、切除する時に出血を伴いますが、その後、止血を確認すれば、以降の出血は殆どありません。
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出血が多い場合
コールドポリペクトミー時に出血が多くみられる場合は、クリップによる止血術を行います。ポリペクトミー後は?
コールドポリペクトミーは通院で行えるため、術後は、しばらく当院で経過観察して、問題がないと判断後、帰宅していただきます。しかしながら、ポリペクトミー後、7日間は重いものを持ったり、激しい運動をしたり等の体に負担のかかることは控えていただくように指導させて頂いております。
コールドポリペクトミーの利点
- ポリープを小さいうちに取り除くことで、大腸ガンの予防をすることができます。
- 外来通院で、入院することなくポリープを切除することができます。(ポリープが大きい場合は、専門病院に紹介)
- 粘膜に限局した病変を切除するため、出血や穿孔の可能性が低く、比較的安全な治療方法です。
- コールドポリペクトミーも他のポリペクトミーと同じく、生命保険の申請が可能です。