体験記

院長の大腸内視鏡検査

2019年3月3日

きっかけ

年齢も40半ばになり、そろそろ胃、大腸に不安を覚える年齢になってきました。一度検査はしてみないといけないなと思っている時期に、同期の消化器内科の先生から、「40歳を超えたら、一回は大腸の検査をしておいたほうがいい」というアドバイスを受けていましたが、なかなか時間もなく、気にはなっていましたが、自分は大丈夫だろうと思っていました。

院長
最近になり気になる症状が、、、
  • 最近、便が細くなってきている
  • 便秘と下痢が繰り返している
  • 腹痛を自覚することがある
院長
気になってくるとどうしても心配にもなってきます。色々考えていましたが、いろいろ考えるより検査をしてしまう方が早い!!

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検査前日

検査前日の用意

  • 消化の良い食べ物を食べる
  • 夜7時までに食事を済ませる
  • 寝る前に下剤を服用する

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1
大腸内視鏡の検査は、検査日の前日から用意が始まります。

素うどん

院長
検査前日の朝食です。至って普通の素うどんです。検査前日はできるだけ消化の良いものを食べて頂く形になっています。ちなみに、とろろ昆布をかけるのは止めてくださいね。

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2
前日の昼食

クリアスルー

自宅での用意が難しい方には、事前に検査用の食事も用意しております。クリアスルー(費用は1,500円ぐらいです。)

CFの昼食

院長
盛り付けるとこんな感じになります。結構満腹感がありますし、色々考える必要がないので簡単です。

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3
前日の夕食

残念ながら、夕食は夜の診察があるため、食べることができませんでした。7時から食事を摂ってはいけなくなるので、診察の終わりが7時30分ですから、、、

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4
就寝前に

就寝前にラキソベロンという下剤を服用して就寝します。

 

 

検査当日

  • 予定の時間を確認して、腸管洗浄液の用意をする
  • 腸管洗浄液(モビプレップ配合内用剤)服用する
  • 便が水様性になるまでがんばる

 

モビプレップ配合内用剤を用意しましょう

 

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1
モビプレップ配合内用剤を飲む

2杯1杯法での飲み方

院長
詳細はパンフレットを見ていただいた方が早いかもしれません。モビプレップ配合内用剤の作り方〜2杯1杯法での飲み方

モビプレップ

コップの容量は180mlぐらいと考えていただくと、1クールでモビプレップ2杯+水またはお茶を1杯飲むので、約500mlぐらいの容量を30分〜40分かけて飲みます。

個人差はありますが、だいたい、3クール終わったあたりで、便は透明の状態になってきていると思われます。

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2
だいたい3クールのモビプレップの服用を終了

院長
自宅で服用ができて、ある時間帯から、ほぼトイレに座っている状態になりますが、ある程度、便が水様性になり、出きってしまいますと次は動けるようになってきます。

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3
外来診察を乗り切ろう!

検査の予定日が土曜日でしたので、午前の診察後に検査の予定であったため、どうしても排便完了してから、外来診療を行う必要性がありました。

注意ポイント

予定通り検査を当院で受けられる方は、モビプレップ配合内用剤の服用を自宅もしくは当院で、という形で選択をしていただいています。また、患者様は検査のみですので、モビプレップ配合内用剤服用後、便の準備が整いますとあまり待つことのなく検査を開始していきます。

大腸内視鏡検査を開始

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1
お尻に穴の空いているパンツをはきます

院長
大腸内視鏡用のパンツに履き替えて検査を行います。

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2
まず、体の左側を下にして挿入

大腸カメラの挿入を開始します。まず、直腸〜下行結腸までの間は、左を下にした状態でカメラの挿入を行なっていきます。

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体位を仰向けに

横行結腸から盲腸に至る時は体の体位を仰向けにして挿入を続けます。

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4
盲腸まで挿入しますと本格的に観察が始まります。

基本的に大腸内視鏡検査は、内視鏡(カメラ)を盲腸まで挿入して、その後に徐々にカメラを抜きながら、大腸全体を観察していきます。

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5
横行結腸に憩室を発見!

 

大腸憩室

院長
画面の左上にある病変が、大腸憩室と呼ばれるものです。

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6
ポリープができています

大腸ポリープ

ポリペクトミー

院長
下行結腸に約7mmのポリープを認めました。当院ではコールドポリペクトミーをいう方法で、ポリープの切除を行っています。

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7
検査は無事終了

検査時間はだいたい30分ぐらいです。

ポリープの病理組織検査の結果が返ってきました

だいたい7日〜10日経ちますと、取ったポリープの病理検査の結果が返ってきます。

病理検査とは?

内視鏡検査などで、粘膜の異常が見つかりますと、術者の判断で、生検(細胞の一部を取る)やポリペクトミーで、その粘膜が異常かどうかの精密な検査を顕微鏡で行います。この病理医による顕微鏡検査を病理検査といいまして、取ってきた組織が癌であるかどうかの判断がこの検査で行われます。

実際の病理の報告書

検査会社から下の画像のような検査結果が返ってきて、その内容の説明を検査後1週間から10日の範囲で行います。

病理検査結果

今回の結果

今回の病理検査の結果、ポリペクトミーを行ったポリープは腺腫性のポリープという結果でした。

腺腫性ポリープについて

大腸ポリープについては、大きく分けて過形成性ポリープと腺腫性ポリープの2つに大別されます。その中で、しっかりとポリペクトミーをしておかないと、将来的に癌になるのが、この腺腫性ポリープになります。

院長
大腸内視鏡検査を受けるタイミングとして一番いいのが、今回の様に腺腫性ポリープがあり、外来での切除が可能な大きさで発見され、切除することができるときです。腺腫性ポリープでも大きさが大きい場合は、専門の病院に紹介する必要があることもあり、その場合は入院が必要な場合もあります。

 

 

大腸に心配のある方は積極的に検査を、、、

大腸癌は女性では最も多いがんになっています。今後もこの傾向は続くでしょう。

癌は早期発見、早期治療が重要な病気です。すこしでも心配がある方は、進んで大腸の検査をうけてください。

偶発症などのトラブルについて

当院では、現在のところ、細心の注意を払いがなら、検査に望んでいますので、おおきな偶発症の発生はありません。ポリペクトミー後の出血は起こることがありますが、クリッピングによる止血を速やかに行っていますので、その後の出血が問題となったことはありません。

 

 

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