髪の毛のボリュームが減ってきた!
年齢を重ねてきますと、どうしてもこうなるのでしょう。特にお風呂で髪の毛を洗った後に、髪の毛のボリュームが減っていることをすごく自覚します。周囲に尋ねますとまだ大丈夫といわれますが、自分ではすごく気になります。頑張って頭皮マッサージをやってみているのですが、効果が出ているかどうかはよくわからないのが事実。育毛シャンプーなども考えますが、医学的にどうなのか?ということで、高いシャンプーを買う気にもなりません。
脱毛のメカニズム
遺伝的な因子もその原因として十分に考えられますし、年齢的な因子も関係しているでしょう。それでも抵抗をしていきたい。簡単な脱毛のメカニズムについてのおさらいです。
脱毛の流れ
- 男性ホルモンであるテストステロンが分泌
- 毛乳頭細胞(前頭部や頭頂部に存在)でテストステロン→デヒドロテストステロン(DHT)に変換
- DHTに結合した男性ホルモン受容体は毛母細胞の増殖を抑える
- だんだん髪の毛が薄くなる。
男性ホルモンを減らすことで、毛母細胞を増やすことができる?のです。
脱毛を抑えるために勧められるお薬は3つ
チェックリスト
- フィナステリド
- デュタステリド
- ミノキシジル
フィナステリド、ディタステリドは内服薬、ミノキシジルはテレビコマーシャルでおなじみの「リアップ」(商品名)ということになります。
では、どれが有効なのか?
フィナステリド、ディタステリドは併用することはあまりないと思いますので、どちらかの内服とミノキシジルの併用という形がいいのかもしれません。
ただ、費用的な部分を考えますとまずは、フィナステリド内服(4,000円/月 当院)ではじめてもいいのかもしれません。
フィナステリドについて
作用の仕方
- 男性ホルモンであるテストステロンが分泌
- 毛乳頭細胞(前頭部や頭頂部に存在)でテストステロン→デヒドロテストステロン(DHT)に変換
- この変換を阻害するのがフィナステリドの作用
- DHTが低下することで、毛母細胞の増殖抑制がなくなる
- 徐々に髪の毛が増えてくる
注意ポイント
フィナステリドは内服始めてから3ヶ月程度経ってから効果を実感するようになります。
フィナステリドの副作用
チェックリスト
- まれに肝機能障害が出現する
- PSA(前立腺癌の腫瘍マーカー)が低くなってしまう
現在の頭皮の現状

頭髪の状況、、、Q&A


さて、どうしたものか?
写真を撮ってみますと、当たり前ですが、改めて少なくなったなーっていうのを実感しますね。毛根がなくなった後では遅いので、まずは行動をしてその結果で続けるかどうかを考えていきたいと思います。
考えても仕方ないので内服を開始
頭皮マッサージをしているのもだんだん疲れてきましたので、ここは一念発起しまして、フィナステリドの内服を開始しました。
フィナステリドはまず最低3ヶ月の内服が必要
フィナステリドの副作用
- 肝機能障害
- 性欲減退やEDの問題

1ヶ月の内服を終了して
現在、特に副作用と思われるような自覚症状の変化もなく、内服を続行しております。
内服を開始して良かったと思うこと
まだまだ、1ヶ月の内服ということで、毛が生えたかどうかという判断は難しいですが、内服をすることにより、毛が少なくなるかもしれないという不安感から少し解放されております。
実際の頭髪の様子

1月4,000円の自分への投資
効果がなければ途中で止めてしまえばいいので、まずははじめて見ました。無くなってからでは遅いので、、、、
当院では、プロペシア、フィナステリド(プロペシアのジェネリック)、ザガーロの処方を行っています。
-
AGA治療
当院ではAGA(男性型脱毛症)の治療を行っています 基本的に当院では、AGAの検査などは行っておりません。お薬のみの対応となっていますので、あらかじめご了承ください。当院で処方出来る内服薬はプロペシア ...
続きを見る
