胃内視鏡検査を受ける理由
胃は、毎日食事をするときに使う臓器ですので、ときどき大丈夫かどうかメンテナンスをする必要があります。以下の理由以外にも、胃に関する不安は様々だと思います。気になる方は気軽に当院を受診して頂ければと思います。
- 最近、胃の調子が悪い
- 黒い便が出るようになってきた。
- 家系的に胃癌の多い家系
- ピロリ菌を指摘されて除菌したけどもその後なにもしていない

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中谷医院の胃内視鏡検査の流れ
実際の内視鏡検査の流れを院長が体験を交えて説明をしております。
メモ
検査の時に鎮静剤を用いて検査を受けて頂くこともできます。事前に予約の時に申し出て頂ければと思います。
前処置
前処置とは、検査を安全、安心に受けるための術前の準備の処置です。
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1消泡剤の内服
内視鏡検査の前に、胃の中の泡を取り除き、観察しやすくするために、消泡剤を内服していただきます。
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2カメラを挿入する鼻のチェック
当院では、特にリクエストがなければ、鼻からの胃カメラ検査を行っています。鼻の穴の大きさは、左右で大きく違いがあることが多いため、事前の鼻の穴の形状のチェックを行います。


できるリクエスト
- 鎮静剤ををして眠って検査をうける
- 経鼻カメラを口から入れて検査を行う


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3プリビナを点鼻
プリビナ(ナファゾリン硝酸塩)
血管平滑筋のα-アドレナリン受容体に直接作用して血管を収縮させる。血管を収縮させることにより、鼻からの出血を予防し、鼻の通りをよくする効果があります。
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4局所麻酔
キシロカインビスカスを3回にわけて、注射器で鼻から注入
キシロカインビスカス
局所麻酔薬で、内視鏡の検査のときに標準的に用いられる麻酔薬です。
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5鼻にネラトンカテーテルを挿入
事前に、鼻腔をある程度広がった状態にするために、ネラトンカテーテルを挿入します。
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6準備完了
すべての前処置が終わって、準備万端な様子
内視鏡検査の様子
残念ながら、検査を受けている様子は見るに堪えないものですので、写真をふくめて割愛をさせて頂きます。
検査結果の説明
当院では内視鏡検査の結果を患者様と実際の画像を見ながら説明できるようなシステムになっております。また、その時よくわからなかったり、鎮静剤を使用したためにあまりおぼえていない場合でも後日、生検結果の説明の時などに再度、説明をさせて頂いておりますので、気軽にご質問などして頂ければと思います。
内視鏡検査の結果
今回、院長がうけた胃内視鏡検査の結果になります。内視鏡検査で観察出来る臓器は、十二指腸、胃、食道になります。それぞれの臓器を順番に撮影をおこない、最終的に所見とともに説明をさせて頂きます。
十二指腸
十二指腸に入ったところの写真です。すこし炎症性の発赤があり、軽度の十二指腸炎を認めます。
胃
萎縮の分類では、前庭部に限定しているC-1の萎縮性胃炎になります。
胃角部の写真なのですが、粘膜のニワトリの足のような所見をRACと呼びまして、ピロリ菌の未感染を示す所見です。
胃底腺ポリープは、ほとんど癌化することはないため、観察をして終了。
食道
食道と胃の境目のところの写真です。胃酸が逆流することにより食道の粘膜の一部が、胃の粘膜に置き換わるバレット食道を認めます。
生検検査
生検検査とは、異常の認められた部分を一部取ってくる検査です。取った部分は顕微鏡でくわしく調べられ、後日、受診時にくわしく説明を行います。




胃内視鏡検査の有効性
バリウム検査との比較
- 食道、胃、十二指腸を目で見て観察することができる
- 異常があれば、生検を行い、検査から診断まで一気に行うことができる

胃カメラはwebから予約できます
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【予約】胃カメラ(胃内視鏡)
検査日の7日前まで予約を受け付けています。 胃の調子が悪いなどの症状があり、当院の胃内視鏡検査の実施日と都合の合う方は、ネットで予約をして胃内視鏡検査を受けることができます。 院長胃内視鏡検査は、毎週 ...
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