10月15日からインフルエンザワクチン接種を開始します

8月の発熱外来

8月いっぱいまでは、フル稼働の状況

8月いっぱいは、この新型コロナウィルスの第7波と呼ばれる感染拡大と必死で戦ってまいりました、おかげさまで当院では今回に第7波では、スタッフが感染で倒れたりすることもなく、できる限りのことができたのではないかと思います。

院長

以前のデルタ株の時と比べますと、感染力が強いものの、重症化リスクがそれほど大きくないことが、診察をしていても助かる点ではあります。

今後、流行は落ち着くものと

  • PCR検査の陽性率の低下
  • 電話などによる問い合わせの状況
  • 発熱外来のWEB予約状況

問い合わせの減少と陽性率の低下から、今後の感染は落ち着いていくものと考えます。しばらくの間だけかもしれませんが、、、

新しいワクチン接種と今までのワクチン接種

新型コロナウィルスに対する新しいワクチン接種の報道がされるようになっております。今のところ、一般の医療機関に対する具体的な通達はなく、私たちも報道でその内容を知るのみの状況ですが、、、

ちょっと気をつけましょう

  • 新しいワクチンは2価ワクチンである
  • 通常の4回目のワクチンを接種していると、オミクロン対応型の新しいワクチンはすぐには接種出来ない
  • 新しいオミクロン対応というところでのワクチンの副反応がよく分からない。

2価ワクチンとは、従来株のワクチン+オミクロン株対応のワクチンの2種類のワクチンが入っているということを示しています。

従来型のワクチンについては接種期間を空ける必要が、、

ワクチン接種間隔
1回目と2回目3週間
2回目と3回目6ヶ月
3回目と4回目5ヶ月
4回目と5回目3ヶ月
院長

今回は2価のワクチンということで、新しいワクチンの接種=従来型のワクチン接種ということとなり、接種の為には前回接種後ある程度の期間を空ける必要性があるのが分かります。
→3ヶ月の期間を空けての接種になっています。

分からない副反応

オミクロン株対応のワクチンにつきましては、現状は接種経験がないので、どのような副反応が出現するのかは分かりませんが、しばらくは様子を見てもいいのかもしれません。

院長

現在のところ、BA.5対応ワクチンも今までのワクチンとそれほど差がないような印象です。

感染状況と予防接種

  • 第7波により比較的、身近でたくさんの人が感染した
  • 9月・10月は感染が急激に落ち着く可能性がある
  • ウィルス感染後は、それほど急いでワクチン接種をする必要性がない
  • 新しいワクチンの正確な情報も得ながら、接種のタイミングを考えて

正直なところ

医療従事者については4回目のワクチンを!ということで接種券も来ておりますが、私自身は4回目のワクチン接種を見送っております。

  • ワクチン接種の副反応がしんどい
  • 3回目接種と4回目接種の効果の違いがあまり明確でない
院長

2023年1月現在も、4回目の接種は見送り中です。

今後の感染について

この感染症は、中国で始まって全世界に広がり、世界各国でいろんな変異株が出現し、その感染の波が日本を含めて、世界中に波及してきました。

現在の世界の状況を見ていますと、、、

  • 諸外国がコロナウィルスと共存の方針
  • 諸外国では、徐々に検査も下火に
  • 日本には、海外からの観光客などの来訪者がどんどん増える

世界では、コロナウィルス共存することが普通になってきております。今後、新しいタイプの変異株の出現も考えられるため、緊張感をもって様子を見ていく必要があるとは思いますが、共存の方向は止められないと思いますので、世界のどこかで、重症化率の高い変異株が出現したときには、即応できる体制を取りながら、感染前の日常を取り戻していく形になると思います。

この記事を書いた人

奈良県立医科大学卒業
2001年 奈良県立医科大学 第2内科学教室
(現在、呼吸器・アレルギー・血液内科及び感染症センター)
2007年 岸和田盈進会病院(岸和田リハビリテーション病院)にて喀血の治療に携わる
2015年 医療法人 慈光会 中谷医院