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基準値が変わりました。

コレステロールと中性脂肪の基準値が変更

今までと、検査方法が一緒なのですが、日本臨床検査標準協議会(JCCLS)の設定により、基準値の変更が行われました。

項目名
中性脂肪男性:40〜234
女性:30〜117
50〜149
総コレステロール142〜248150〜219
HDLコレステロール男性:38〜90
女性:48〜103
男性:40〜86
女性:40〜96
LDLコレステロール65〜16370〜139
院長

2023年4月移行の検査結果の用紙は、すべて「新」の方の基準値が記載されるようになっています。

基準値の考え方

一定の基準をみたす健常者を基準個体として、検査値分布の中央95%区間を数値の範囲として算出したもの

院長

検査項目の基準値の考え方として、たくさんの人を集めてきて、その中央の範囲で基準範囲を作ります。

「健康でも、コレステロール・中性脂肪が高い人が増えてきた」というのが、基準値の変化に現れていると考えます。

病気の予防とは異なる考え方

基本的に検査は、病気の予防であったり、体の状態の把握のために行います。今回の基準値の変更は、検査基準という観点からの変更なので、どうしても混乱が生じてしまいます。

本来のコレステロールと中性脂肪の基準

2017年度版、動脈硬化学会による動脈硬化性疾患予防ガイドラインが以下の数値になります。

項目単位
中性脂肪md/dl150
総コレステロールmd/dl220
HDLコレステロールmd/dl40
LDLコレステロールmd/dl140
院長

いままでは、学会の基準と検査の基準が一致していたので、結果の説明もやりすかった面があります。

検査の結果で説明が異なることに

検査結果の基準が、「新」、「旧」、「学会基準」と一時的に混乱することが予想されます。

院長

「今まで異常だった数値が、正常に?」なんてことが、検査結果で起こってきます。

基準は、以前と一緒の動脈硬化性疾患予防ガイドラインに準じる形になります。

健康診断は、動脈硬化学会の基準を用います

健康診断の基準も変わるのか?という疑問を持たれるかもしれませんが、そもそも、健康診断も病気の予防を目的にしていますので、予防医学の観点から今までどおりの基準を用いていきます。

この記事を書いた人

奈良県立医科大学卒業
2001年 奈良県立医科大学 第2内科学教室
(現在、呼吸器・アレルギー・血液内科及び感染症センター)
2007年 岸和田盈進会病院(岸和田リハビリテーション病院)にて喀血の治療に携わる
2015年 医療法人 慈光会 中谷医院