10月15日からインフルエンザワクチン接種を開始します

7月の発熱外来

PCR検査の実施件数

  • 7月の第2週ぐらいから検査件数が一気に増加
  • 7月25日ぐらいに30件弱まで増加、、、、
  • 陽性率が上昇し、すべての検査で陽性になることも

通常の診療時間帯と分けて発熱外来を行っていますが、1日で対応できる人数は最大で20人ぐらいかもしれません。

今後もしばらくは続きそうです

  • 感染力が高い
  • あんまり重症化しない
  • ワクチンによる感染予防の効果が期待できない

ワクチン接種にかかわらず、ほぼすべての人が感染するリスクがあるのが、このBA.5という株の特徴ではないかと思います。ですので、これだけ広がりますともうどこにでも感染のリスクがありますので、「感染したら仕方ないなー」っというぐらいの捉え方でいいんじゃないかと思います。

重症化はどうなんですか?

高齢の方や基礎疾患を持たれている方、また、ワクチンの接種をされていない方はある一定の重症化のリスクがあると考えて対応を行っています。

  • 高齢者、基礎疾患のある方には必ず案内
  • 実は、対象年齢は18歳以上
  • ワクチン未接種の方にも、必ず案内
院長

新型コロナウィルスに対しては、ラゲブリオとパキロビッドという内服薬が存在します。当院では、積極的に内服薬の案内を行う事により、重症化のリスクの高い方に対しては、治療薬の内服と選択肢を提案させて頂いております。

当院受診後も、電話再診などの対応も行って、感染後の健康観察を行っております。重症化については、以前の株に比べても低い印象です。

若年者から高齢者へ

  • 当初の若年者中心の感染から、感染の中心が高齢者に
  • 当院でも4回目のワクチン接種を行っていますが、、、どこまで効果があるのか?
  • 3回ワクチンを打っていても感染

学生さんたちは夏休みに入りましたので、すこし感染の広がりが抑えられると思われます。ただ、すでに感染が広がってしまっているので、今後、ワクチン接種もしているけれども感染をしてしまう高齢の方が徐々に増加していくかもしれません。

ワクチン接種の効果

当院でも4回目のワクチン接種を徐々に進めていますが、4回目を接種しても感染されている方もおられますので、さて、どの程度の感染予防効果があるのか?ちょっと不明な点もあります。

3回目接種は、感染時の症状の悪化を抑える効果がある?

発熱外来を行っていて、患者様の症状を見ていますと、3回目の接種がすんでいる方は比較的感染時の症状が、2回目の接種後の方に比べて楽なんじゃないかな?っという漠然とした印象があります。とはいっても個人差もありますので絶対的ではありませんが、、、、

この記事を書いた人

奈良県立医科大学卒業
2001年 奈良県立医科大学 第2内科学教室
(現在、呼吸器・アレルギー・血液内科及び感染症センター)
2007年 岸和田盈進会病院(岸和田リハビリテーション病院)にて喀血の治療に携わる
2015年 医療法人 慈光会 中谷医院