10月15日からインフルエンザワクチン接種を開始します

5月の発熱外来

あっという間に5月が終わりまして、6月に入りました。巷では、かなりコロナウィルスの感染が落ち着いてきているような報道も増えてきており、私自身の肌感覚でも、6月にはいり少し落ち着いてきたかなという印象です。

実際のPCR検査数について

4月と比較して、あんまり変化がない印象です。検査件数自体は4月〜5月にかけてもあまり変化がない印象に思います。

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家庭内感染が引きつづき多く発生しており、家族の誰かが陽性になると、同居されている方も症状がなくてもすでに感染しているという状況になっています。

なかなか家庭内の感染予防は難しいと思います。

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何度もかかる

変異型が複数報告をされていますが、オミクロン株自体が他の株よりも再感染する可能性が高いため、一度感染しても3ヶ月ぐらいしたら、再感染する可能性も十分にあるので、再感染には十分に注意をしましょう。

新しい株も発生中

流行について
BA1流行済み
BA2流行済み
BA4これから流行
BA5これから流行

BA4とBA5につきましては、日本国内でも感染者が出現し始めてきています。引きつづき、注意深くその動向を見ていく必要があると考えます。

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BA1、BA2の時もそうでしたが、流行の初期は静かに始まっていくもので、気がついたら周りが大変なことになっているという状況に陥ります。

今回のBA4、BA5につきましては、本当に感染が広がるのかどうかも含めて注意深く見ていく必要があると思います。

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感染時の症状が、必ずしも軽症とは限らない

4月の発熱外来では、感染されている方の症状が比較的軽症になっていますとお伝えしたのですが、ここ最近、感染後の症状が強く出ている方を見るようになっています。

すこしコロナウィルスの感染に対するに認識を、注意すべきものに改める必要があるかもしれません

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ワクチン接種をしていても症状が強く出る方を見かけるようになっています。ワクチン接種したから絶対に大丈夫というわけではありませんので、感染予防には引きつづき、注意をしていく必要があると思います。

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4回目のワクチン接種

現在、3回目の方のワクチン接種を徐々に進めている状態ではありますが、4回目の接種も開始されて、当院でもお問い合わせをいただいております。

ファイザー社製ワクチンの供給が減少

当院でも、細々と割り当てられるファイザー社製ワクチンの接種を行っておりますが、今後、ワクチンの供給がさらに減らされるようになります。

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ワクチン接種の有効性を含めて、すこし考える時期にはきていると思います。少なくともワクチンの供給ぐらいはある程度潤沢にしておいてもらいたいものですが、今後、お問い合わせいただいても対応ができない場合もありますのでご了承ください。

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この記事を書いた人

奈良県立医科大学卒業
2001年 奈良県立医科大学 第2内科学教室
(現在、呼吸器・アレルギー・血液内科及び感染症センター)
2007年 岸和田盈進会病院(岸和田リハビリテーション病院)にて喀血の治療に携わる
2015年 医療法人 慈光会 中谷医院