5月8日からの発熱外来について

ワクチンと抗体

当院の医療従事者の接種完了

現在、当院では積極的に新型コロナウィルスのワクチン接種を行っております。”積極的な”接種の目的は、当院のかかりつけの患者様を中心にワクチン接種により十分な抗体を体内に作っていただくことにあります。
そのような中、接種をする方の医療従事者も6月8日をもって、やっと二度目の接種をうけることができました。

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抗体はできるの?

当院ではファイザー社製ワクチンを用いてワクチン接種を行っております。また、自分自身も5月18日からファイザー社製のワクチンの接種をうけています。ワクチンを接種する目的は、体内にウィルスに対する抗体を作ることですから、ワクチンの有効性を測る上でも

とある検証をしてみました。

1週間ごとに自分自身の採血を行い、抗体検査キット(IgM、IgG対応)を用いて抗体ができているかどうかを時間をおって観察していくこととしました。

[st-kaiwa1]私自身、接種を受けてどういう風に抗体がついていくか?興味があったため、あまり使わなくなった抗体検査のキットを用いて検証してみました。[/st-kaiwa1]

接種前

まず、最初の接種は、5月18日に受けています。当たり前のことですが、現状、感染の既往がないため、抗体検査を行っても全く反応はありません。

抗体検査

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検査の読み方としては、”C”のラインが正常に検査ができていますよ!っていうことを示していて、”1”、”2”にラインがないことから、「抗体がないですよ!」っていうことを示しています。

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1週間(1回目接種後)

抗体検査

上の写真と真逆になってしまいました。結果は、1週間前の接種前と同様で、”陰性”です。当たり前のことですが、1週間経過しても抗体はできておりません。

 

 

2週間(1回目接種後)

抗体検査

今度は、日にちすら書くのを忘れてしました(笑。日付は、5月31日になります。2週間程経っていますので、抗体ができているんじゃないかな?っといううっすらとした期待がありましたが、全く反応がない状態です。

[st-kaiwa1]この時点で、結構、この抗体検査キット大丈夫なの?とすこし不安をおぼえるようになっています。[/st-kaiwa1]

3週間(1回目接種後、2回目接種前)

抗体検査

そして、これが3週間経ったときの抗体検査です。よく見ていただいたら、分かると思いますが、ちょうど、”C”の横の”1”のところにうっすらと線が1本見えるのが分かるともいます。これは、IgG抗体が出現したときにでる反応ですので、接種から3週間経ってやっと抗体ができてきていることを示しています。

今後も続く抗体検査

6月8日に、2回目のワクチン接種を受けてきました。今回の接種で産生される抗体量が一気に増えることが期待されます。今後も6/15、6/22と一週間ごとに抗体反応のチェックを行って行く予定にしています。

4週間とちょっと

抗体検査

今回、2回目の接種が終了し、10日ほど経過していますが、簡易抗体検査キットでも抗体の反応が出るようになりました。ワクチン接種による反応が出ていることが確認できます。

[st-kaiwa1]この1年あまり、何度となく感染したんじゃないかな?って思うことがあり、その度にチェックを行ってきましたが、特に反応が出ることもありませんでした。この抗体検査キットも大丈夫かな?って疑うこともありましたが、こうやって反応が出ているところをみると、この検査キットはちゃんと反応するんだと再確認しております。[/st-kaiwa1]

今後は抗体の有無が重要に、、、、

現在、帰省や旅行に行くときに、「PCR検査による陰性確認」が感染をしていないこと示すひとつの指標と用いられています。しかしながら、ワクチン接種が進みますと、今度はコロナウィルスに対してどれぐらいの抗体を持っていることが重要な指標になってくると考えます。

今回の抗体検査のキットは、新型コロナウイルスの感染拡大当初から発売されているキットであるため、抗体の量までは測ることはできませんが、写真にもあるように、「接種することにより抗体が産生されている」ことが分かったと言うことで、すこし「ファイザー社製ワクチンのワクチンって効果あるんだ」という安心につながりました。

Abott社の検査で定量検査を行うことに

当院では(株)日本医学臨床検査研究所(以下、日本臨床)に検査をお願いしております。同社の抗体検査のロッシュ社からアボット社に変わるに伴い、当院での抗体検査の方法も変更になります。今回、ロッシュ社からアボット社に変更になることにより、抗体の量がよりはっきり数字で確認できるようになるため、抗体量の比較などがしやすくなることが期待されています。

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この記事を書いた人

奈良県立医科大学卒業
2001年 奈良県立医科大学 第2内科学教室
(現在、呼吸器・アレルギー・血液内科及び感染症センター)
2007年 岸和田盈進会病院(岸和田リハビリテーション病院)にて喀血の治療に携わる
2015年 医療法人 慈光会 中谷医院