4月12日より自治体でのワクチン接種は始まります
報道などでご承知の通り、自治体でのワクチン接種が始まります。今のところ、大阪市ではとくに接種のメドについてははっきりお知らせできる内容はありませんが、大阪市の隣の自治体である松原市では接種の予約が始まっております。当院にも医師会などを通じて、接種可能な人数の予定であったり、また、副反応であるアナフィラキシーショックに対しての救急処置の確認のアンケートが届いたりと、ゆっくりでありますが、徐々に接種に向けた準備が進んでいます。
目次
ワクチン接種の現状について
コロナウィルス感染症の受け入れを行っている大病院を中心にコロナウィルスに対するワクチンの接種が進んでおります。しかしながら、段取りが悪いのか?人手不足なのか?まだまだ末端の診療所まで、ワクチン接種が行き渡っていないのが現状です。
医療機関の接種状況
各医療機関は3月初旬あたりから本格的にワクチン接種が始まっているということになっていますが、そもそもワクチンの輸入量が少ないため、医療機関ごとの接種状況にばらつきが見られます。

4月12日現在のだいたいの接種状況
医療機関の規模 | 接種状況 |
コロナ病床のある大きな病院 | ほぼ接種が終わっています |
中小の病院 | リハビリ病院などコロナ感染者を受け入れていないところは未接種 |
診療所・クリニック(発熱外来を行っているところも含む) | 平野区近隣ではすべて未接種 |
中谷医院では、、、、
当院では、まだ大阪市や医師会からのワクチン接種へのお知らせなどは来ておりませんので、残念ながら、私を含めスタッフもワクチン接種が完了しておりません。接種を行いましたら、また報告させて頂きたいと思います。
現在、問題となっている副反応
現状、接種した人たちの話を聞きますと、アナフィラキシーショックも問題なのですが、2回目の接種の後に発熱をする方が多いということです。ですので、2回目の接種のときには、翌日は、発熱などの副反応に備えて休めるような環境でのワクチン接種が望ましいと考えます。
自治体の接種状況
大阪市の場合
当院は大阪市平野区にありますが、現在のところ大阪市からとくにワクチン接種についてのお知らせなどは診療所・クリニックには来ておりません
松原市の場合
松原市ではすでにコロナウィルスに対するワクチンの接種予約が始まっております。

今後の見通し
注射をする人が必要に、
残念ながら、ワクチンが必要量輸入される前に今回のコロナウィルスの第4波の感染が本格化してしまいました。大阪府でもまん延防止等重点措置法に基づくいろいろな制限が実施されております。このような環境のなかで、ワクチンの集団接種が本格化していくわけですが、各医療機関、新型コロナウィルス感染症の治療自体に人手が必要になってきており、集団接種の為の人員の確保が今後の問題となると考えます。

診療所・クリニックが接種の中心に
普通に考えますと、インフルエンザワクチンの接種と同様に、コロナウィルスのワクチン接種もクリニック・診療所が中心に行うことの方が、よりスムーズに回ると思います。また、65歳以上の高齢の方は、多くの方が何らかの基礎疾患を持っており、かかりつけ医をもたれている方も多いと思われえます。そのため、しっかりと予約の管理ができて、接種後のアナフィラキシーショックなどに対応できるのであれば、患者様としても、いつもの診療所で接種をうけるほうがより安心であると思います。

新型コロナウィルスワクチン接種の流れ
65歳以上の方
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1接種用のクーポンが郵送されてきます
郵送で、クーポンが送られてきてから、接種の流れが始まります。自治体によってクーポンの送付の時期については差がありそうですので、送られてくるまで待っておきましょう。
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2接種の為の予約をとる
当院でも詳細がわかり次第、接種の予約などの作業を開始したいと思っています。現状は、何も情報がないため、「ワクチン接種には予約をしないといけない!」ということをおぼえておいてください。
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3予約日に接種を受ける
接種後に15分ぐらい、接種をされた施設で経過観察が必要になると思われます。(副反応が起きるかどうかの経過観察のため)
基礎疾患の方について
基礎疾患を持っておられる方は、通常よりも優先して、接種を受けることができるようになる予定です。厚生労働省の通知を見ますと、65歳以上の高齢者より少し遅れてクーポンが送付されてくるようですので、クーポンが来てから、自主申告で予防接種の予約を入れていただく形になると思います。
接種用のクーポン
クーポンはこんな感じです。右上にクーポンを貼るスペースがありますので、ここに送られてきたクーポンを医療機関もしくは患者様が貼る必要性あると思います。
血をさらさらにする薬について
今回の予防接種は筋肉注射のため、接種後にしっかりと止血をしなさいということで、薬を飲んでるから予防接種ができないというわけではないので注意が必要です。
最初はファイザー社製のワクチンが中心に
新型コロナウィルスのワクチンがどれぐらい入ってきて、どれぐらいの忙しさで予防接種が行われるか?などわからないことがいっぱいな状況が続いています。今後も状況によっていろいろ情報が変わっていくと思いますので、その都度、ページのアップデートができればと思います。
新型コロナウィルスの感染の第4波がやってきています。
今回の感染の波に対して、現状でのワクチン接種は間に合いません。ですから、感染しないように十分に注意を払っていく必要があります。
ワクチン接種が解決策
結局のところ、大多数の方がワクチン接種を受けないとこのコロナウィルス感染症の問題は解決しません。もう1年間、マスクを手洗いなどの感染防御策を個人単位で行ってきました。今回の変異株の感染を含めて、今後も同様に変異株が出現し、それによる感染の広がりが起こっていくと思います。今回65歳以上の高齢者を対象としたワクチン接種が本格化することにより、今後の第5波、第6波が起こってこないことを期待したいと思います。