【禁煙外来】一酸化炭素濃度の測定
外来受診時に一酸化炭素濃度を毎回チェック
禁煙外来は、薬を出して、喫煙の状況を聞いて、大丈夫ですねっと確認して、それで終了というわけではありません。きちんと禁煙ができているかどうかを毎回チェックしております。
当院での使用機器
原田産業のピコプラス スモーカーライザーを用いて、一酸化炭素濃度を測定しています。
[memo title=”一酸化炭素濃度で”]
喫煙の本数と呼気中の一酸化炭素濃度は相関関係があります。つまり、たくさんタバコを吸う人は呼気中の一酸化炭素濃度も高いという結果になります。禁煙外来では、きちっと禁煙が守れているかどうか、本人さんの言葉はもちろんのこと、一酸化炭素濃度を測ることにより客観的に評価をすることができます。
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一酸化炭素濃度とタバコの本数の関係
喫煙本数(1日) | CO濃度 |
6〜15本 | 13.5±3.6 ppm |
16〜25本 | 20.1±5.2 ppm |
26〜35本 | 31.7±10.2 ppm |
36本以上 | 40.9±10.3 ppm |
一酸化炭素濃度を測る様子
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ここで、被験者に登場していただき、実際の測定の様子を見てみましょう
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[tl label=’STEP.1′ title=’安静にして空気の吸い込みます。’]
看護師さんが、丁寧に説明をしてくれます。
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[tl label=’STEP.2′ title=’約15秒間、吐くのを我慢して、、’]
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[tl label=’STEP.3′ title=’空気を勢いよく吐き出します。’]
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一生懸命、空気を吐き出している図です。あんまりいい格好ではありませんが、、、
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[tl label=’STEP.4′ title=’あとは、機械が測定します。’]
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タバコを一本も吸ったことのない人間で、これぐらいの数値です。ですから、0ppmを目指さないといけないというわけではありません。重要なのは、初回と比較して下がっているかどうかです。
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チェックをする効果
やはり、「禁煙をしよう!」という強い意思を持っていたとしても、途中で心が折れそうになる時もあります。当院では、2週間に1度の診察で、一酸化炭素濃度のチェックを行うとともに、受診後は新たな気持ちで禁煙に取り組んでいただけるように、積極的なお声がけも行なっています。
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喫煙ができるところが少なくなってきている中で、以前に比べて、禁煙に取り組む環境は良くなってきている言えます。禁煙に成功しますと、月1万円ぐらいのタバコ代が浮いて、経済的にも余裕がでます。タバコは今後も値上がりする一方ですから、早い目の禁煙で、健康な生活を手に入れましょう
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