コロナウィルスのワクチン接種は終了しました

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌ワクチンの定期接種の時期がやってきました。

大阪市より肺炎球菌ワクチンの定期接種のはがきが届いたけれども、どうしたらいいか?という患者様からの問い合わせが多くなりました。当院では、ある程度、肺炎球菌ワクチンの在庫を持っておりますので、窓口でお声がけをしていただければ、来院時に接種することができます。

定期接種対象の方は

平成30年度の肺炎球菌ワクチンの対象となる方
65歳 昭和28年4月2日生から昭和29年4月1日生
70歳 昭和23年4月2日生から昭和24年4月1日生
75歳 昭和18年4月2日生から昭和19年4月1日生
80歳 昭和13年4月2日生から昭和14年4月1日生
85歳 昭和8年4月2日生から昭和9年4月1日生
90歳 昭和3年4月2日生から昭和4年4月1日生
95歳 大正12年4月2日生から大正13年4月1日生
100歳 大正7年4月2日生から大正8年4月1日生

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対象となる方には大阪市からお知らせのはがきが届いていいますので、来院の際は必ずご持参ください。

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費用は4,400円

この定期接種は、今年度(平成30年度)に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方が対象となる予防接種の制度で、普段8,000円ぐらいかかるワクチンが4,400円で接種できるお得な制度です。

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定期接種の対象でない方でも、高齢になりますと肺炎球菌ワクチンを接種しておくことをおすすめします。

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肺炎球菌ワクチンの意義

高齢化に伴って、肺炎にかかる危険性も年々上昇してきます。「今は元気だから大丈夫!」と、多くの方が、自分は肺炎はそう簡単にはならないと思われている方も多くいると思います。このワクチンは5年間効果があります。確かに、いまは元気で大丈夫だと思いますが、5年後のことはわかりません。定期接種の制度がある今のうちに、予防接種を受けられることをおすすめします。
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制度が無くなるかも?

この肺炎球菌ワクチンの定期接種制度は平成26年10月1日から開始されています。厚生労働省のホームページによりますと、この制度は、平成27年度〜平成30年度までという制度になっていますので、現時点でこの定期の予防接種を受ける機会は、平成30年度までの該当する年齢となる年度のみとなっていますので、今後この制度は来年度以降続くかどうかははっきり決まっていないようです。
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肺炎の約20%が肺炎球菌によるもの。

肺炎球菌ワクチンを打っておけば、肺炎にはならない。

これは大きな誤解で、肺炎球菌ワクチンを打っていても、ほかの細菌、ウィルスなどにより肺炎になる可能性は十分にあります。しかしながら、市中肺炎の原因菌の20%が肺炎球菌ですので、肺炎の予防効果としては十分効果があるものと考えますし、高齢化に伴い、免疫力も低下していきますので年齢が行くほど是非とも接種しておいていただきたいワクチンであると思います。

 

この記事を書いた人

奈良県立医科大学卒業
2001年 奈良県立医科大学 第2内科学教室
(現在、呼吸器・アレルギー・血液内科及び感染症センター)
2007年 岸和田盈進会病院(岸和田リハビリテーション病院)にて喀血の治療に携わる
2015年 医療法人 慈光会 中谷医院