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訪問診療(在宅支援診療所)とは
訪問診療(在宅支援診療所)とは、患者様の同意と医療管理計画のもと、定期的に医師が訪問して、訪問治療、薬の処方、療養上の相談、指導をする診療のことをいいます。
訪問診療が必要と考えられる患者様
訪問診療が必要性
- 自力で通院することができない。
- 入院の必要性があるが、自宅での治療をうけたい。
- 癌(悪性新生物)であるが、最終的に自宅での最後を迎えたい。
訪問診療の導入について
- STEP.1通院が困難、在宅での治療を希望されるまず、往診から始めましょう。診察時間内に当院にお電話をください。
電話番号 06-6708-6345往診をして、現在の患者様の状態を把握させていただきます。
- STEP.2往診で判断往診にて、今後、通院は困難で、しかもすぐに入院などの必要がない場合や、病状が進んでいて、今後は在宅での看取りまで希望される場合など、さまざまなケースについて家族さんと相談して、方針を決めていきたいと思います。
- STEP.3在宅支援診療所としての契約方針が決まりまして、在宅で今後対応していく場合は、契約を交わして、在宅での加療を行なっていきます。
- STEP.42回/月の往診日の決定往診する日をあらかじめ決定しております。もちろん、状態が悪かったり、予定日以外に診察が必要な場合は、その都度、状態に応じて往診をさせていただきます。
平成29年から在宅支援診療所となり、約一年が経ちました。
この一年を振り返りまして、当院へ通院されている患者様また、他院からの紹介で担当させていただくようになった患者様など、短い期間でありますが、さまざまな状態の患者様の診察を訪問診療という形で行って参りました。そういった中で、率直な感想といたしまして、もう少し早いタイミングで治療に関わっていきたいなという印象を持ちました。患者様にとりまして、まだまだ、訪問診療という形が浸透していないため家族様を含めて、私たちが治療に関わらせていいただくまでに少し時間的な空白がまだある感じです。今後も通院中の患者様だけでなく、退院後であったり、他院受診中の患者様でも、積極的に訪問診療を行っていきたいと思っていますので、希望される方はお気軽にお問い合わせください。
費用について
- 診療に関する費用(在宅患者訪問診療料、基本2回/月)
- 医学管理料(在宅時医学総合管理料)
- その他の費用(注射、検査等を行った場合の費用)
上記の加算の合計が1ヶ月の費用となります。(自己負担の割合により、その費用は変動します。)
定期的な月額負担の例(1割負担の場合)
項目 | 点数 |
---|---|
在宅時訪問診療料(月2回) | 833点×2 |
在宅時医学総合管理料(月1回) | 3700点 |
その他費用 | 300点(内服処方) +採血、注射の費用(必要時) |
合計 | 5660点 +採血、注射の費用(必要時) |
1割負担の場合は、最低5660円/月となり、採血、点滴をする場合は、別途費用が必要になります。
当院は院内処方
当院は、院内処方のため、処方を当院で行う場合の内服薬の料金は、300点/月と一定となっていますので、例えば、内服薬が全体で300点/月を上回る場合でも、それ以上の負担は発生しません。