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2018年の胃カメラの実績

2018年は一年間に268件の胃カメラの検査を行いました

胃カメラ 2018

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ほぼ昨年通りの件数の胃カメラの検査を行いました。2017年10月より、当院では大阪市の胃カメラによる胃ガン検診を行なっていますが、胃については、患者様の関心が高く定期的に検査を行われている方が多い印象です。

胃カメラによる胃ガン検診の件数は14件でした。

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[memo title=”胃ガン検診(胃カメラ)について”]

50歳以上で、胃カメラ、胃バリウム検査を2年以内に受けられていない方は、大阪市の胃カメラによる胃ガン検診を受けることができます。

詳細についてはこちら

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胃カメラ検査の年齢内訳

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胃内視鏡検査を受けられた患者様の年齢層の分布です。昨年同様ですが、年齢層が少し高い目になっています。

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[memo title=”MEMO”]

去年(2017年)の胃内視鏡検査の実績についてはこちら

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ピロリ菌検査の陽性率

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胃カメラ→ピロリ菌陽性→除菌

上記の流れで、ピロリ菌については、見つけ次第除菌を行うようにしています。その関係もあり、除菌を行なって、陰性になった患者様は、次回にはピロリ菌のチェックを行わないため、ピロリ菌検査を実施しない患者様が増えてきています。

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年齢別のピロリ菌陽性率

胃カメラ 2018 ピロリ菌

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40歳以上の年代でピロリ菌が陽性率が高いのは、日本の衛生状況など要因も考えられるのですが、今回は驚くことに30歳台のピロリ菌陽性率最大となりました。

要因としては、

胃の違和感を主訴に来られる患者様はピロリ菌により症状が出現している

のではないかと考えます。

ちなみに20歳台の方は、ピロリ菌検査はすべて陰性でした。

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胃ガンの検出数は6名で、約2.2%でした

胃ガン 2018

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胃部不快感、体重減少などの症状を主訴に来られて胃ガンが見つかった場合は、ほぼ進行癌になっている印象です。早期胃ガンを見つけるためには、症状のない時に定期的に胃内視鏡検査による検査が有効だと考えます。

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2018年の胃カメラ検査の総括

当たり前ですが、胃ガンの早期発見には定期的な胃カメラによる検査が有効です。

40歳以下ではピロリ菌の感染率が低下しているとはいえ、若い人でも胃部不快感が発生しやすい方などは、胃カメラを行って、ピロリ菌のチェックを行う必要があると考えます。

ピロリ菌の陽性率の低下が示しているように、ピロリ菌の除菌率は現在の内服で大変高くなっています。当院では引き続きピロリ菌の除菌に積極的に取り組んでいきます。

 

この記事を書いた人

奈良県立医科大学卒業
2001年 奈良県立医科大学 第2内科学教室
(現在、呼吸器・アレルギー・血液内科及び感染症センター)
2007年 岸和田盈進会病院(岸和田リハビリテーション病院)にて喀血の治療に携わる
2015年 医療法人 慈光会 中谷医院