胃がん検診
年度末に50歳になる人が対象です
大阪市の胃内視鏡による胃癌検診は、令和3年から対象となる人の幅がすこし緩くなりまして、令和4年度でいいますと、令和5年3月31日までに50歳になる人が対象になります。
胃ガン検診ができない条件
内服薬などの条件
検診はできるだけ、安心・安全に終了しないといけないため、事前に中止する必要があるかどうかの判断の必要な薬を内服している方は対象にはなりません。
- バイアスピリンなどの抗血小板薬
- DOAC(イグザレルト、リクシアナ、エリキュースなど)
内服薬の確認は事前に行います。ガン検診のために内服薬の中止はできないため、胃ガン検診を行うことはできなくなります。
医師の判断で内視鏡検査ができない方
当日の患者様の状態や内視鏡を開始してからの状態の変化によって検査ができないと医師が判断することがあります。その場合は安全の為にも検査を続行することができませんのでご了承ください。
- 鼻腔や咽頭に障害があり内視鏡を挿入できない方
- 呼吸不全のある方
- 不整脈など心疾患のある方
- 当日の状態の悪い方
- 著しい血圧上昇が見られる方
突然の血圧上昇で検査が中止になることがあります。血圧は自分でコントロールすることは困難なため、降圧薬の内服をされている方は、検査前もしっかりと内服してから検査に臨んでください。
その他の条件
- 自覚症状のある方
- 入院中の方
- 胃全摘術後の方
- 検査に同意できない方
胃内視鏡検査のために、事前に同意書の記入が必要になりますのであらかじめご了承ください。
自覚症状のある方は、普通に外来を受診していただき、胃カメラ検査を受けていただければと思います。
胃内視鏡検査の実績
当院では毎週金曜日と土曜日の奇数週に内視鏡検査を行っていますが、下の表で見ていただけいるように圧倒的に通常の胃内視鏡検査が多く、胃癌検診は徐々に増えていっているものの周知が行き届いていない印象もあります。
年度 | 胃内視鏡検査件数 | 胃癌検診件数 |
2022 | 285 | 6 |
2021 | 283 | 20 |
2020 | 292 | 12 |
2019 | 286 | 9 |
食道から十二指腸にかけての自覚症状は結構出現しやすいので、わざわざガン検診をしなくても胃カメラをされている方がたくさんおられるのだと思います。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
午前 | × | × | × | × | ● | ● | × |
午後 | × | × | × | × | ▲ | × | × |
胃癌検診の流れ
必ず、受付で大阪市胃ガン検診の希望をお伝えいただければと思います。
健診に診察は必要ありませんが、胃カメラのための注意事項がありますので、看護師からの説明があります
予約制で行っていますので、ここで予約日を決定します。
検査日の予定時間に受診してください