10月15日からインフルエンザワクチン接種を開始します

大腸カメラ、胃カメラの洗浄について

内視鏡洗浄機(オリンパス OER-4)を用いた、大腸カメラ、胃カメラの洗浄

当院では、消化器内視鏡学会で正式に承認されている自動洗浄機を用いております。

内視鏡洗浄機

なぜ、洗浄が重要なのか?

 

[box class=”box75″ title=”そのカメラ(内視鏡)大丈夫?”]

  • 胃カメラ、大腸カメラなどの高価な医療機器は、使い捨てではありません
  • 自分に使われるカメラ機器は、それ以前に他の方に使われています。
  • ちゃんと洗浄できてますか? そのカメラで感染はおこらない?

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胃カメラ、大腸カメラは、その検査自体の大変さゆえに、どうしても検査自体のしんどさとその結果にだけに注意がいきがちですが、不十分な機器による洗浄などで、感染症を引き起こす可能性があることを忘れてはなりません。

感染症の不安はありません

アセサイド(過酢酸)を用いた機器の洗浄により、今まで内視鏡洗浄時に問題となっておりました、ウィルス性肝炎、ピロリ菌感染、結核、O-157など、内視鏡を介しての感染が報告されていた感染症に対しての不安がなくなり、安心して検査を受けていただける体制をとっております。

[memo title=”アセサイド(過酢酸)とは?”]

0.3%過酢酸は,5分間で高水準消毒が可能な消毒剤です。作用機序は強力な酸化力により,蛋白の変性,代謝酵素の不活化,細胞膜の破壊などにより殺菌を行います。また、過酢酸は消毒後、分解して酢酸,過酸化水素,酸素,水になるので有害な物質は生じません。[/memo]

微細な汚れも見逃しません

内視鏡に付着した微細な汚れを除去するために、超音波洗浄を用いるとともに、アルカリ洗剤と併用することでハイレベルな洗浄力を発揮します。

[memo title=”当院では、”]

説明のように、当院では、内視鏡の検査だけではなく、使用した内視鏡の消毒に対しても万全の体制で臨むことで、安全、安心に内視鏡検査を受けていだだけるように心がけております。

[/memo]

 

この記事を書いた人

奈良県立医科大学卒業
2001年 奈良県立医科大学 第2内科学教室
(現在、呼吸器・アレルギー・血液内科及び感染症センター)
2007年 岸和田盈進会病院(岸和田リハビリテーション病院)にて喀血の治療に携わる
2015年 医療法人 慈光会 中谷医院